3つのアンプで聴き比べ!「音楽」を発見する試聴会開催

スマホやスマートスピーカーでの音楽再生が当たり前となった現代ですが、本当に音楽を「聴く」喜びを味わうには、優れたパワーアンプの存在が欠かせません。
トランジスタ式A級アンプ、真空管アンプ、デジタルアンプの3種類を実際に聴き比べ、あなただけの「良い音」を見つける試聴会を開催します。 音の違いを自分の耳で確かめてみませんか?

日時: 2025年5月23日(日)14:00〜17:00
場所: 浅草橋工房(東京台東区浅草橋)
予約不要・無料
持ち物: お好きな音楽CD(試聴できます)

※下記のヘッドホンアンプの展示・試聴も同時に実施します。聴いてみたい方はヘッドホン・イヤホンをお持ちください。
真空管オーディオ講座Step2 真空管+ICで作るヘッドホンアンプ

トランジスタ式A級アンプ

トランジスタ式A級アンプは、トランジスタの線形動作領域だけを使って増幅するため、波形の歪みが非常に小さく高速応答が可能です。また、電源から供給する電流の変化が少ない(理論上は、音楽信号の大小によらず一定値)ので電源インピーダンスの影響を受けにくいという特長があります。
展示アンプは出力8Wの小型アンプですが、アイドリング電流を0.7A程度流しており、約200kHzまでフルスイング可能なドライブ能力を持っています。
また高性能オーディオ用オペアンプOPA1612を採用して、広帯域と十分な位相余有を両立したため、負帰還後の伝達特性は「1次ローパスフィルタ特性」となっており「Straight Wire with Gain」に近い特性です。音の色付けが皆無のアンプなので「澄み切った音」と感じるか「特長のない音」と感じるか、ぜひ確認をしてみてください。

真空管アンプ

出力を低インピーダンス化して「音の輪郭を明確に保持できる」ことを目標に設計した真空管アンプです。6RA8と同様な構造(多極管を内部で3結)の6RA3を使用しています。出力トランスの使い方を工夫することで、特注トランスを不要にしました。
真空管アンプを解説するAIの回答には、必ずと言ってよいほど出てくる「柔らかで暖かい音」は出しませんが、スピーカをしっかりとハンドリングしたパンチの効いた音を楽しむことができます。

・工業用3極レギュレータ管6RA3(東芝)を採用したAB級pp回路
・6RA3プレートをOPTのULタップに接続することで適合負荷1kΩに整合
・初段SRPPにムラード型ドライバを直結して、広帯域大振幅ドライバを構成
・入力感度調整は2段アッテネータ採用
・最大出力8W、DF=5.6

ディジタルアンプ

デジタルアンプは、従来のアナログアンプとは全く異なる方式で動作し、エネルギー効率の高さとコンパクトなサイズながら力強いドライブ能力を実現しています。出力インピーダンスが低いので、クリアで正確な音の再現が可能です。
今回は、トライパス社のディジタルアンプIC TA2020-20を採用したSA-36Aを使用します。

・20W(4Ωステレオ) ※参考値と推定

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