ご近所の方に紛体塗装の道具を一式寄贈していただきました。
有機溶剤を使わず強力な塗膜が作れるのがメリットのようです。
さっそく、紛体塗装に挑戦してみました。
1、設備一式です
集塵機と段ボール箱の間に置かれた箱が15,000Vの電圧を発生し、静電気で塗料を対象に付着させるそうです。
段ボール箱は塗料の粉末が飛び散らないようにするためのもの、
左下のスプレーガンで粉末を吹き付けます。
2、スプレーガンです
スプレーに塗料の容器が直接セットでき便利です。
粉末が飛び散りますので、集塵マスクを忘れないようにしましょう。
3、塗装したいものをセットします。
トレーに塗装対象を置き、段ボール箱の中に設置します。
クリップなどで電極と塗装対象を導通させます。
(写真ではトレーに接続していますが、前回の塗装で絶縁されうまくいきませんでした。クリップなどで直接対象に接続してください)
4、塗料を吹き付けた後、オーブントースターで加熱します
塗料を吹き付けたトレーのまま、粉が飛び散らないように注意してオーブントースターに入れます。
12分程度加熱して完成です。
溶接時のスラッジを落としていないため、接合部分に一部塗料が乗っていません。
ちなみに写真はDIYショーで行われた溶接機メーカーのワークショップでいただいたものです。
5、本当に塗膜が強力かテストしてみます
ハンマーでたたいてみます。
左右の四葉のクローバーの間を10回程たたきました。びくともしません。
気合を入れ直してハンマーの角でたたいてみました。少し傷がつきました。
気軽に美しい塗装ができます。是非お試しください。
対象は金属のみです。
大きさは、オーブンの大きさに依存します。
当工房のオーブンでは、幅240㎜、奥行200㎜、高さ50㎜程度のものを焼き付けることができます。
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